荒井伸也税理士事務所

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2021年4月の記事一覧

一時払終身保険

 手元にある保険会社のパンフレットがあります。  説明の中で資産承継・相続準備に活用できると説明されています。 あらかじめ誰がいくらもらうか決めておけますし、流動性があり便利ですし、相続税の節税になるとのことです。  80歳まで告知なしで申し込みのできる一時払終身保険についてのものです。  健康状態の告知なしで契約でき...

教育資金の非課税特例の改正

教育資金の一括贈与に係る贈与税の非課税特例についての法改正がありました。  贈与の申告書の受付は金融機関で行われているため贈与の時点では税理士が申告に関わることはありませんが、贈与者が死亡した場合の相続税の申告の時に、税理士が関わることになります。  令和3年4月1日以降の贈与について契約終了前に贈与者が死亡した場合、...

債務控除

 相続税の申告に計上できる債務は、「相続開始の際現に存するもので、確実と認められるもの」に限られています。  確実な債務というのは、例えば、、、銀行借り入れや、住宅ローンなどです。 つまり返済不履行の時に債権者が裁判に訴えて、債務の履行を法的に求めてくる債務で、債務者がその履行を法的に強制される債務のことです。 親子の...

名義預金

税務調査になると常に問題になる「名義預金」。 名義人は被相続人の妻や子ですが、実態は被相続人が「家族名義」を使って作成していた預金のことで、もちろん相続財産になります。  ある裁決によると名義預金の判断材料として、、、、金融機関への届出住所・届出印、申込書の筆跡が被相続人と同一、 原資は被相続人とみられる、 届出住所に...

古い契約書ヨリ

  相続税の申告や譲渡の申告で、売買契約書等を見ることがあります。  作成された時期が古くなると、売買物件の表示に「反」「畝」「歩」といった面積単位が使われていて、読んでもさっぱり理解できません。  調べてみると「1反=10畝」「1畝=30歩」「1歩=1坪」の関係になるようです。 そして「 坪 ÷ 03025 = ㎡ ...

葬儀費用と確定申告

「母の葬儀費用を負担しましたが、私の確定申告で控除してもらえるのでしょうか?」先日こんな質問を受けました。  相続税と所得税をごちゃごちゃに理解されているような質問です。  葬儀費用は相続税に関わる事項で、確定申告は所得税について行うものです。  母についての相続税の計算で、プラス財産の総額から「債務」と「葬儀費用」を...

地価公示と相続税

 先日国土交通省から令和3年地価公示(単位:円/㎡)が発表されました。 名古屋市内の住宅地については347のポイントが置かれています。 それによると名古屋市内の住宅地の宅地の平均価格は1㎡187,300円です。 坪にすると1坪618,000円になります。 相続税の土地評価の基準になる路線価はこの地価公示の8割ベースで作...